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話題15 | ■釣魚台迎賓館 中山逍雀 2007/1/14(日)06:21返事 / 削除

 米中朝に依る北朝鮮核開発問題協議の場として、北京の釣魚台迎賓館がテレビの画面に登場している。此の釣魚台迎賓館で漢詩詞討論会を開催した人物が居るのです。
 その人は、京都に在る「日中友好漢詩協会」代表の棚橋篁鳳氏で有る。彼は六七年前、同好を伴って中國の北京に赴き、詩詞討論会を開催した。小生が同行したのは、人民大会堂と釣魚台迎賓館の二回である。その当時彼は、既に五十回の訪中と謂っていたから、今では相当数であろうし、討論会の数も相当数に上ると思われる。
 中華詩詞壇に於ける知名度、中国詩詞の見識など、各部門に精通している人物は、日本人では、彼を措いて他には居ないと断言できる。彼は又請われて、中國各地大学の、名誉教授の要職も務めている。
 彼は、余り自己顕示欲がない。だから日本国内に於いて余り知られていない。WavePageも設置して居ない。だが彼の価値は、ニュースの度に映る、米中朝に依る北朝鮮核開発問題協議が行われた、あの同じ釣魚台迎賓館で漢詩詞討論会を開催した人物と謂うだけで充分である。
 小生は、彼から多くの示唆を受け、多く恩恵に与った。
 小生が何故、棚橋氏の事を紹介したかと謂えば、日本の漢詩人と自称する御仁の多くが、干涸らびたテキストを拠り所に、井戸から出ようとしない蛙の態だから、井戸の外を看てご覧!と謂いたかったからである。

( 葛飾吟社主宰 / )